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結婚式に出席するときのポイント

先日、従姉弟の結婚式に出席しました。

実は今回、私にとっては社会人になって初めての結婚式で、知らなかったことや勉強不足な点が多々ありました。

重要な点をまとめましたので、結婚式出席に対して少しでも不安のある方はご覧いただければと思います。

招待状の返信

できるだけ早く返信

結婚式の招待状が届いたら、指定された期限内にできるだけ早く返信しましょう。新郎新婦は出席者の人数に合わせて、披露宴の予約や席次決め、引き出物など、準備することがたくさんあります。

ただし、欠席の場合は少し間を空けて返信しましょう。「結婚式出席のために予定を調整したがやむを得ず…」という気持ちを伝えたいです。

毛筆・万年筆で記入

返信ハガキへの記入は毛筆や万年筆が望ましいです。ボールペンも使用可能ですが灰色は避け、黒を使いましょう。

灰色(薄墨)は弔事で使用し、「涙で墨が薄まってしまった」「突然のことでしっかり墨をする時間がなかった」という意味があるそうです。

返信ハガキ内には二重線で消す文字(宛名の「行」や、自分が記入する項目の「御」など)があります。

定規を使ってまっすぐ線を引くのが理想ですが、万年筆の場合はちょっと難しいので、他の紙で練習しておくと良いでしょう。 定規は裏側を使用(目盛の斜め部分が紙から浮いた状態)すると、インクの滲みを防げます。

記入方法

出席・欠席のいずれかは忘れずに記入しましょう。その他のポイントも紹介します。

出席の場合

御出席の「出席」を○で囲み、「御」と「御欠席」は二重線で消します。

出席の前後に「慶んで/させていただきます」を書き加えるとより丁寧です。

欠席の場合

御欠席の「欠席」を○で囲み、「御」と「御出席」は二重線で消します。

欠席の前後に「残念ながら/させていただきます」を書き加えるとより丁寧です。

出席・欠席共通

住所・氏名を記入し、自分に対する敬語を二重線で消します。 具体的には御芳名の「御芳」、御住所の「御」などです。

また、宛名面は「山田 太郎 行」のように記載されているので、「行」を二重線で消して「様」に書き換えます。

ちなみに「御中」は組織や団体に対して使用し、個人宛の場合は「様」を使用します。

お祝いメッセージ

招待状の文面を見ると、句読点「、」「。」が無いことに気づくと思います。 句読点は文の「区切り」や「終わり」を意味し、これらを結婚に当てはめるとあまり良いイメージがありません。

お祝いメッセージを書く際にも、句読点は使わない方が良いでしょう。

結婚式の日にちを忘れずに

結婚式の招待状は2ヶ月ほど前に送ることが多いようです。

大切な日を忘れてしまうことのないよう、普段使用している予定表やカレンダーに書いておくことをおすすめします。

ご祝儀の準備

結婚式直前になって慌てることのないよう、事前にしっかりと準備しておきましょう。

お祝い金(新札)

お祝い金は新札を用意しましょう。「結婚式を楽しみに、しっかり準備していた」という意思表示となります。

銀行や郵便局で、新札を指定して両替するのが確実な方法です。

金額の相場

友人・知人

2〜3万円

親戚

3万円

兄弟・姉妹

5〜10万円

4万円、9万円は縁起の悪い数字なので避けましょう。

偶数は「割れる」ため避けた方が良いとされますが、2万円はペア、8万円は末広がりという意味から最近ではOKとされています。

ご祝儀袋

文具店やコンビニで購入できます。

記入方法や金額の目安が記載されたものがおすすめです。

金額と比べて豪華すぎたり、簡素すぎないものを選びましょう。

毛筆・筆ペンで記入

ご祝儀袋に氏名を記入する際は、毛筆や筆ペンを使用します。

黒を使用し、弔事用の灰色(薄墨)は避けます。

袱紗(ふくさ)

ご祝儀は結婚式当日、袱紗に入れて持参します。

お祝いなので明るい色を使用しますが、紫色は慶弔どちらにも使えます。

服装(男性の場合)

男性がゲストとして結婚式に出席する場合はスーツが基本です。

とはいってもせっかくのお祝いですので、普段仕事に行く格好よりもワンランク上を目指したいです。

特に、親族の結婚式に出席する際には新郎新婦の一族として恥ずかしくないよう、より一層マナーへの配慮が必要です。

しかし、気合いを入れすぎて主役である新郎より目立つことのないよう気をつけましょう。

その他共通の注意点として、動物柄(ネクタイの模様やベルト・靴の革など)は、その動物の殺生を意味するため避けましょう。

スーツ

黒が基本ですが、紺やグレーでも大丈夫です。

白やシルバーは新郎とかぶるのでNGです。その他、派手な色も避けましょう。

ネクタイ

白やシルバーが基本ですが、原色など派手なものでなければ大丈夫です。

黒は弔事のイメージがあるため避けましょう。

Yシャツ

白が基本ですが、薄い色であれば大丈夫です。

注意点として、ボタンダウン(襟にボタン付き)は避けましょう。

私は仕事ではボタンダウンシャツを愛用していますが、冠婚葬祭での着用はマナー違反となります。 また、海外ではビジネスシーンでも好まれないようなので、「ボタンダウンは国内での仕事限定」と覚えておくと良いでしょう。

ベスト

ベストの着用もおすすめです。

  • お洒落に見える
  • 寒い時季には防寒になる

私のような痩せ体型の男性にとっては、少しだけ体の厚みを増す効果もあります。 個人的な意見ですが、式典やパーティーなどの場では体格が良い方が似合います。

黒の革靴が基本です。

ストレートチップ(つま先部分に横一直線の縫い目がある)がベストです。

私は普段茶色の革靴を履いていますが、冠婚葬祭では避けた方が良いようです。

小物

タイピンやポケットチーフは、手軽にお洒落度がアップするのでおすすめです。

カフスボタンを付ける場合は、Yシャツの袖が対応しているタイプか確認しておきましょう。

※今回、新しいYシャツを購入しましたが、カフスボタンが付けられないタイプでした…

テーブルマナー

結婚披露宴ではフルコース料理が一般的です。

せっかく用意してもらった料理を、戸惑わずに美味しくいただけるように、最低限おさえておきたいポイントをまとめました。

ナプキンの使い方

ナプキンは二つ折りにして膝の上に置きます。 折り目を体側に置くと良いです。

ナイフとフォークの使い方

フルコースでは、料理が一品ずつ運ばれてきます。

座席には料理の数・順番に合わせたフォーク、ナイフ、スプーンが予め設置されていますので、「外側」から使っていきます。

設置してある通りにフォークは左手、ナイフは右手で持ちます。

料理を食べ終わったら、お皿の上にナイフ・フォークを揃えて時計の4時の向きに置きます。 まだ料理が残っていても、それ以上食べない場合は同様です。

離席時など、残っている料理をまだ食べる場合はナイフとフォークを八の字にしてお皿の上に置きます。

スープの飲み方

飲むときに「ズズズッ」っとすする音を立てないように注意しましょう。 また、食器同士が「カチャカチャ」とぶつかる音も、なるべく立てないようにします。

スプーンは手前から入れて奥に向かってすくうのが正しいです。(私は逆にやってました…)

スープが少なくなってきたら、お皿の手前側を少し持ち上げてすくいます。

スピーチの準備

事前にスピーチを頼まれている方はもちろんですが、そうでない場合でも突然スピーチをお願いされる可能性はあります。

大勢の人の前で、全く準備なしに話をするのは難しいので、しっかり準備しておくことをおすすめします。

内容としては新郎新婦・親族へのお祝いの言葉、簡単な自己紹介、自分だからこそ語れる新郎・新婦とのエピソード、2人の今後の幸せを祈る言葉などです。

風邪・花粉症の対策

風邪・花粉症対策も大切です。

結婚式や披露宴中の咳・くしゃみなどはできるだけ控えたいです。

私は今回、喉の調子が良くなかったので事前に咳止めを飲んで出席しました。

また、重大な病気やインフルエンザに罹ってしまった場合は、できるだけ早く伝えて欠席するようにしましょう。

もちろん、万全な体調で出席するのがベストなので、結婚式前は特にバランスの良い食事と十分な睡眠を心掛けたいです。

当日の持ち物

ご祝儀は絶対に忘れずに持っていきましょう。

招待状もあると、会場の場所や開始時間を確認できるので便利です。

その他の持ち物は財布、携帯電話、ハンカチやティッシュなど必要最小限に留め、鞄や貴重品は持たないのがおすすめです。

結婚式では出席者も移動する機会が多いので、鞄などを持っていく場合は開始前に会場で預かってもらいましょう。

また、帰りは引き出物や会場のお花をいただいたりと、行きに比べて手荷物が多くなります。

まとめ

結婚式・披露宴に出席するときのポイントを紹介しました。

必要な知識や気をつけるべき点はたくさんありますが、その一つひとつは新郎新婦、親族や出席者が不快な思いをせずに、最高の時間を過ごすために必要なことです。

ですが、2人の結婚を祝う気持ち、新たな生活のスタートを応援する気持ちで出席すれば、大きな失敗はしないはずです。

私は慣れない結婚式でかなり緊張気味でしたが、この経験が読者の方にとって少しでも参考になれば幸いです。