2016年4月の電力自由化により、地域の電力会社以外からも電気を購入できるようになります。
これまでと比べて選択肢は大きく広がり、今後は自分の生活に合った会社・料金プランを選ぶことで、電気料金を節約することができます。
また、会社によっては主力サービスとのセット割やポイントがもらえたりといった特典もあるので、こちらも活用したいです。
私は今回の電力自由化で「ENEOSでんき」に変更することにしました。ENEOSでんきは、私の家のように電気を多く使う家庭におすすめです。
ENEOSでんきのメリット
分かりやすくお得な料金体系
ENEOSでんきのプランA(現状このプランのみ)は、東京電力の一般的なプランである「従量電灯B」と同じような料金体系です。 基本料金は全く同じで、例えば50Aの場合は月々1,404円です。
これに加えて電気を使った分だけ従量料金がかかります。使用量に応じて1kWhあたりの単価が3段階に変わりますが、この単価がENEOSと従量電灯Bで大きく異なります。
最初の120kWhまで
ENEOS(高い)20.76円
従量電灯B(安い)19.43円
電気使用量が少ないうちは、従量電灯Bの方が安いです。一人暮らしなどで電気使用量の少ない方には、ENEOSでんきにするメリットは少ないです。
121kWh 〜 300kWh
ENEOS(安い)23.26円
従量電灯B(高い)25.91円
ここからENEOSが安くなります。2.65円の差です。
301kWh 〜
ENEOS(安い)25.75円
従量電灯B(高い)29.93円
ENEOSが圧倒的に安く、4.18円も差があります。従量電灯Bの第2段階よりも安いのです。 電気をたくさん使う方はかなりお得になります。
2年契約だと更にお得に
ENEOSでんきを2年契約で使用すると、先ほどの従量料金が0.2円安くなります。更に3年目以降は0.3円も安くなります。 更新月以外で解約した場合でも、解約金は1,080円です。
Tポイントが貯まる
ENEOSでんきの支払い200円ごとに1ポイント貯まります。
ENEOSカードの使用でガソリン代も安くなる
1リットルあたり1円安くなります。ENEOSのガソリンスタンドを利用する方にとってはこれもメリットです。
早割で初月2,000円引き
3月31日までに申し込むと、最初の月の電気料金が2,000円安くなります。
申し込み時の注意点
【2016/04/12追加】
Webサイトからの申し込み時に入力する情報は、検針票(東京電力の場合は「電気ご使用量のお知らせ」)の通りに正確に入力しましょう。
この情報は、現在契約している電力会社の解約手続きにも使われます。
私の場合、東京電力は家族名義で契約していましたが、ENEOSでんきは自分の名前で申し込みました。 結果、「契約情報の不一致」ということで、東京電力の解約ができない旨の手紙が届いてしまいました。
同封されていた用紙に、家族の名前を記入して返信することで手続きは進められましたが、ENEOSでんきへの切替はその分だけ遅くなってしまいました。
契約者名義を変更する場合は、現在の電力会社で事前に変えておくか、一旦はそのままの名義でENEOSでんきに申し込み、切替後に手続きした方がスムーズです。
まとめ
電力自由化に向けて各社キャンペーンを行っており、最初にたくさんのポイントがもらえたりします。 ですが、電気はずっと使うものなので、月々のランニングコストを考えて選びたいです。
4月以降、ENEOSでんきで実際にどれだけ電気代が安くなるか楽しみです。