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フクロウ「ぽぽ太」の病気・助けるためにしてあげたかったこと

前回の記事では、私が以前飼っていたフクロウ「ぽぽ太」を紹介しました。

今回はぽぽ太の病気のこと、助けるためにしてあげたかったことを書きました。

フクロウを飼っている方、これから飼おうと考えている方に読んでいただけると嬉しいです。

ぽぽ太の病気

ぽぽ太の命を奪った病気は、ウイルス性の肝炎でした。

緑色のドロッとした液体がお腹に溜まり、他の臓器を圧迫していました。血液検査の結果も多くの項目が正常値を遥かに超えており、ボロボロな状態でした。 耐え難い苦しみを、ぽぽ太はその我慢強さと、弱っているところを見せたくないという思いで必死に隠していました。

私に心配かけたくないという気持ちがあったかはわかりませんが...とにかくぽぽ太は、たったひとりで病気と闘っていました。 私は何の力にもなってあげられませんでした。

病気の原因

お医者さんの話では、エサであるウズラかヒヨコから感染した可能性が高いとのことでした。 同じ鳥類であるため、病気の感染リスクも高いそうです。

ぽぽ太の命を無駄にしないために

ぽぽ太を助けるためにしてあげたかったこと、するべきだったことはたくさんあります。

気持ちだけで終わらせたらただの後悔ですが、情報として発信することで、もしかしたら助かる命もあるかもしれません。

定期健診に連れていく

フクロウは体の不調を隠す生き物です。病気が姿を現してから病院に行っても、ぽぽ太のように間に合わないかもしれません。 定期健診の間隔やタイミングにもよりますが、以前の私のような「体調が悪そうだったら病院に行く」という考え方よりも、早期発見できるはずです。

特に、お迎えした最初の年はフクロウの変化が病気によるものなのか、それとも他の要因なのか判断が難しいので、定期的にお医者さんに診てもらうことをおすすめしたいです。

また、フクロウが元気なうちに、技術力のある信頼できるお医者さんに出会っていれば、緊急時にもきっと力になってくれるはずです。

体重測定は大切。でも過信しない

体重測定は、フクロウの健康管理にとって大切です。急激な体重の変化は、きっとフクロウの体に何かが起きています。

ぽぽ太の体重もほぼ毎日測っていました。時期によって多少の変化はあったものの、平均体重を大きく下回るようなことはありませんでした。 そのことが逆に、ぽぽ太の病気の発見を遅らせる原因となりました。

ぽぽ太の場合、体重計で測った値は200g以上ありましたが、肝炎によってお腹に溜まった液体の量が多く、実際には40gも少ない状態でした。

体重が普通でも病気の可能性はあります。あまり過信せずに、あくまでも指標の一つとするべきでした。

エサのリスク管理を徹底する

ぽぽ太のごはんは冷凍のウズラがメインで、たまにヒヨコをあげていました。 なま物なので、衛生管理には気をつけていましたが、結果的にはリスク管理が足りなかったです。

お医者さんに聞いた話では、ウズラから内臓を取り除いた後、肉を水でよく洗ってあげることで、病気の感染リスクは下げられるそうです。

また、小型のぽぽ太にウズラ1羽は多すぎたので、解凍して半分与え、残り半分は翌日のごはんにしていました。 ぽぽ太をお迎えしたお店で教わった方法で、同じ与え方をされている飼い主さんもいらっしゃるかと思います。エサにウイルスが含まれている可能性を考えると、これも大きなリスクでした。

ただ、毎日ウズラを半分捨ててしまうと食費が倍になりますし、何よりウズラに対して申し訳ないです。難しい問題です。

根本的には、同じ鳥であるウズラやヒヨコを与えること自体に、病気感染のリスクがあります。 野生のアフリカオオコノハズクはネズミなどの齧歯類や昆虫を食べ、鳥は食べないそうです。 私はマウスを与えたことはないのでわかりませんが、フクロウの健康を最優先で考えるのであれば、検討する価値はありそうです。

病気のサインを見逃さない

ぽぽ太には次のような変化がありました。私は勝手な解釈をして、病気のサインを見逃していました。

飛べる距離が短くなった

木に留まっていることが多く、もともと飛ぶことは少なかったですが、飛べる距離は確実に短くなっていました。 運動不足かな?程度にしか考えていませんでした。

寝ている時間が多くなった

寝ている時間は徐々に増えていきました。うちでの生活に慣れて、リラックスしてくれているのかな?と良い方向に考えてしまっていました。

毛繕いの回数が減っていた

ぽぽ太はよく毛繕いをしてました。体を伸ばしたり、首を180度回したりしながら。 今思うと、回数が徐々に減り、最後はほとんど毛繕いをしなくなっていました。 お腹が苦しくて、したくてもできなかったのだと思います。

まとめ

具体的なことは今後少しずつ書いていければと思いますが、以上のことだけは先に書き残しておきたかったので。

ぽぽ太と同じ苦しい思いをするフクロウや、大切な家族を失って悲しむ飼い主さんが、一人でも減ることを心から願います。

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