今回はこのブログをはじめた理由のひとつ、フクロウの「ぽぽ太」を紹介したいと思います。
ぽぽ太ってどんなフクロウ?
私が以前飼っていたフクロウです。アフリカオオコノハズクという種類で、その名の通りアフリカに生息しています。体長約20cm、体重約200gと比較的小型です。
体を細くして木の枝のふりをしたり、羽を大きく広げて敵を威嚇するのが特徴です。
『ザ・ベストハウス123』という番組で紹介されたこともあり、その時の「ポポちゃん」をパクり参考にして名付けました。
もともと神経質な種類みたいですがぽぽ太も例外ではなく、人が近づくと羽を広げて「フーッ!」と息を吐きながら怒っていました。 私がごはんをあげる時も、指を噛まれたりしていました。
ちょっと凶暴な一面もありましたが、猛禽類なので仕方ありません。 目がまん丸でとても可愛く、大切な家族の一員でした。
ぽぽ太をお迎えしたきっかけ
ぽぽ太をお迎えしたのは2014年の6月。ネットや本でフクロウの画像や動画を見て可愛いなと思い、フクロウカフェに行ってみたのが始まりです。 フクロウや他の鳥を見れるのはもちろん、腕に乗せたり、一緒に写真を撮ったりしました。
当時の私は何かと失敗続きで、余裕がない感じでしたが、フクロウの可愛さにとても癒されました。
その中でもぽぽ太は特別でした。初めて会ったとき、こんなに可愛い生き物がいるんだ!と感激しました。
初日は少し触れ合って帰ったものの、その後ずっとぽぽ太のことが気になっていました。 そのお店では、気に入った子をお迎え(購入)することができましたが、他の人に買われてしまわないか不安なくらいに。
とは言ってもフクロウは私にとっては未知の生き物。犬や鳥を飼ったことはありましたが、フクロウの飼い方は全然知りませんでした。 店員さんの話を聞いたり、他の人のブログなどを参考に勉強し、家族とも話し合いました。
きちんとお世話できるか不安な気持ちもありましたが、ぽぽ太と一緒に過ごしたいという気持ちの方が強く、お迎えを決定しました。
ぽぽ太と過ごした日々
毎日新しい発見があり、充実した日々でした。初めてのことばかりで、ご飯の用意や掃除、水浴びなどやることもたくさんありましたが、楽しくお世話できました。
一緒に遊んだり、ぽぽ太のために家族と協力したり、笑ったり...今思えば、子育ての感覚に近かった気がします。 現在私には子供がいますが、ぽぽ太と過ごした経験が、子育てにも生きていると感じます。
早すぎるお別れ
2014年12月、ぽぽ太は旅立ちました。まだ1歳半でした。
ぽぽ太と過ごす幸せな時間は、たった半年でなくなってしまいました。
アフリカオオコノハズクの寿命は、10年くらいと言われています。個体差はあるとしても、こんなに早いお別れは全く想像していませんでした。
ぽぽ太の命を奪った原因は病気。ウイルス性の肝炎でした。
発見が遅く、お医者さんもできる限りの治療を懸命にしてくれましたが、既に手遅れでした。
今の気持ち
今思えば、もっと早く気づいてあげるチャンスはたくさんありました。 ですが、ぽぽ太をお迎えしてまだ半年の未熟な私は、ぽぽ太の変化の重大さに気づいてあげられませんでした。
もしもあの時に戻れるなら、ぽぽ太を助けるためにしてあげたいことがたくさんあります。 その気持ちを、今フクロウを飼っている方、これから飼おうとしている方に伝えるのが、このブログの目的のひとつです。
次回、ぽぽ太の病気のこと、助けるためにしてあげたかったことについて書きたいと思います。