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STDIO

システム開発やフクロウ、節約などの情報をI/Oするためのブログ

【Mac】開発環境の構築(基本編)

Macでプログラム開発をはじめる際に、必ず導入しておきたい基本的なツールをまとめました。

ここで紹介するツールを用意しておくと、各プログラミング言語の環境構築もスムーズに行えるはずです。

環境

  • モデル: MacBook Pro 15インチ(Mid 2015)
  • OS: macOS Sierra 10.12.1

OSとターミナルの設定は、下記記事で紹介しています。

Command Line Tools

Command Line Toolsとは

プログラム開発に必要なコンパイラや、バージョン管理ツールなどをまとめたものです。

後述のパッケージマネージャー「Homebrew」の動作にも必要なため、必ずインストールします。

Command Line Toolsのインストール

ターミナルを起動し、次のコマンドを入力します。

$ xcode-select --install

[インストール]をクリックします。
Command Line Tools インストール1

内容を確認し、[同意する]をクリックします。
Command Line Tools インストール2

ダウンロードとインストールが終わるまで待ちます。
Command Line Tools インストール3

[完了]をクリックします。
Command Line Tools インストール4

インストール先を確認します。

$ xcode-select -p
/Library/Developer/CommandLineTools

gcc(GNUコンパイラ)のバージョン、インストール先を確認します。

$ gcc --version
Configured with: --prefix=/Library/Developer/CommandLineTools/usr --with-gxx-include-dir=/usr/include/c++/4.2.1
Apple LLVM version 8.0.0 (clang-800.0.42.1)
Target: x86_64-apple-darwin16.1.0
Thread model: posix
InstalledDir: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin

Homebrew

Homebrewとは

プログラムの開発環境を構築する際、ソフトウェアの追加が必要になることはよくあります。

Mac用のパッケージマネージャー「Homebrew」を導入しておくと、ソフトウェアをコマンド一つで簡単にインストールできます。

例えば、プログラミングの学習でもよく使用するデータベース「MySQL」は、Homebrewがあれば次のコマンドでインストールできます。

$ brew install mysql

Homebrewのインストール

ターミナルにて次のコマンドを実行します。(最新のインストールコマンドは、公式サイトでご確認ください。)

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

次のメッセージに対して[enter]を押します。

Press RETURN to continue or any other key to abort

現在のログインユーザーのパスワードを入力し、[enter]を押します。

Password:

次のようなメッセージが表示されれば、インストールは完了です。

==> Installation successful!
==> Next steps
Run `brew help` to get started
Further documentation: https://git.io/brew-docs

インストールされたHomebrewのバージョンを確認します。

$ brew -v
Homebrew 1.1.0
Homebrew/homebrew-core (git revision c245; last commit 2016-11-11)

Homebrewに問題がないか確認します。

$ brew doctor
Your system is ready to brew.

上記メッセージが表示されれば問題ありません。

今後、Homebrewの動作がおかしいときや、OSのアップグレード時などに確認してみてください。

※特にOSアップグレード時には問題が起きやすいです。

Homebrewの使い方

Homebrewとパッケージ一覧の更新

次のコマンドで、Homebrew本体とソフトウェアパッケージ(Homebrewでは「formula」と呼ぶ)の一覧を最新にします。 Homebrewの導入時や、前回の使用から時間が経っている場合に実行しておくと良いです。

$ brew update

パッケージのインストール

ソフトウェアパッケージを新たにインストールする際は、次のコマンドを入力します。

$ brew install パッケージ名

MySQLをインストールする場合は次のコマンドを入力します。

$ brew install mysql

「/usr/local/bin」にMySQL関連のコマンドが配置され、使用できるようになります。 これらはシンボリックリンクのため、各コマンドの実体は「/usr/local/Cellar/mysql/バージョン番号/bin」に格納されています。

$ ls -l $(which mysql)
lrwxr-xr-x  1 stdio  admin  32 11 12 16:16 /usr/local/bin/mysql -> ../Cellar/mysql/5.7.16/bin/mysql

パッケージの検索

インストール可能なパッケージを検索します。

$ brew search 検索ワード

データベース「PostgreSQL」関連のパッケージを検索してみます。

$ brew search postgresql
postgresql
homebrew/versions/postgresql93           Caskroom/cask/navicat-for-postgresql
homebrew/versions/postgresql94           Caskroom/cask/photo-supreme-postgresql

次のように指定することで、古いバージョンのインストールも可能です。

$ brew install homebrew/versions/postgresql94

インストール済みパッケージの一覧表示

$ brew list

パッケージのアンインストール

不要になったパッケージは、次のコマンドで削除できます。

$ brew uninstall パッケージ名

パッケージの更新

次のコマンドで、更新可能なパッケージを確認できます。(この例ではMongoDBが更新可能)

$ brew outdated
mongodb (3.2.9) < 3.2.10

次のコマンドで、更新可能なパッケージがすべて更新されます。

$ brew upgrade

Java(JDK)のインストール

Javaの開発をする場合はもちろんですが、統合開発環境「Eclipse」を使用する際にも必要なためインストールしておきます。

Homebrewを導入済みであれば、拡張機能の「Homebrew Cask」を使用することで簡単にインストールできます。 同様の方法で、他のGUIアプリケーションもインストールできます。

ターミナルで次のコマンドを入力します。

$ brew cask install java

次のメッセージに対して、現在のログインユーザーのパスワードを入力し、[enter]を押します。

==> We'll set permissions properly so we won't need sudo in the future
Password:

次のメッセージが表示されればインストール完了です。

java was successfully installed!

インストールされたバージョンを確認します。

$ java -version
java version "1.8.0_112"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_112-b16)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.112-b16, mixed mode)

$ javac -version
javac 1.8.0_112

Eclipse

Eclipseのインストール

統合開発環境(IDE)のEclipseをインストールします。

Eclipseにはプログラミング言語や開発対象に応じていくつかの種類がありますが、ここではWeb開発に適した「Eclipse IDE for Java EE Developers」を導入します。

ターミナルで次のコマンドを入力します。

$ brew cask install eclipse-jee
==> Caveats
eclipse-jee requires Java. You can install the latest version with

  brew cask install java

==> Satisfying dependencies
complete
==> Downloading https://www.eclipse.org/downloads/download.php?file=/technology/
######################################################################## 100.0%
==> Verifying checksum for Cask eclipse-jee
==> Moving App 'Eclipse.app' to '/Applications/Eclipse.app'
🍺  eclipse-jee was successfully installed!

※ウイルス対策ソフト「Sophos」が有効な状態だと、ダウンロードが途中で中断されてしまいました。

インストールしたEclipseはアプリケーションフォルダ「/Applications」に保存され、Launchpadにも登録されます。

Eclipseの日本語化(Pleiadesの導入)

Eclipse用の日本語化プラグイン「Pleiades」を導入します。

下記サイトにアクセスし、「Pleiades プラグイン・ダウンロード」内の[安定版]をクリックします。

Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project

Pleiades ダウンロード1

「pleiades_x.x.x.zip」をクリックしてダウンロードします。

Pleiades ダウンロード2

ダウンロードしたZIPファイルを展開後、下記コマンドを実行します。(pleiades_1.7.0の場合)

「features」フォルダの内容をEclipseにコピー

$ cp -a ~/Downloads/pleiades_1.7.0/features/* /Applications/Eclipse.app/Contents/Eclipse/features/

「plugins」フォルダの内容をEclipseにコピー

$ cp -a ~/Downloads/pleiades_1.7.0/plugins/* /Applications/Eclipse.app/Contents/Eclipse/plugins/

「eclipse.ini」の編集

$ echo -e "-Xverify:none\n-javaagent:../Eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar" >> /Applications/Eclipse.app/Contents/Eclipse/eclipse.ini

Eclipseを起動すると、日本語化された状態でワークスペースの選択画面が開きます。

Eclipse ワークスペースの選択

おまけ

$ brew install sl
$ sl

slコマンド

Homebrewがあれば、たった2行のコマンドでSLが走ります!

まとめ

以上のツールを用意しておくと、プログラム開発環境がスムーズに構築できると思います。

他にも「これは絶対に入れておいた方が良いよ!」というツールがありましたら、コメントいただけると嬉しいです。

これからプログラミングをはじめる方にとって、参考になれば幸いです。

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